AVS2024@OSAKA 
Long termism ~今こそ「存続」について語ろう~

が11月22日、23日に開催されました。

日本全国から野心あるアトツギの皆さんや支援者が集まり、アトツギ企業の社会における存在価値とは何か、自分自身を見つめ直す良い機会となりました。

それでは会場の熱気を一部、共有します。

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<Day1>

1日目はアトツギアワードの表彰式。
今年はイノベーション部門、ソーシャルグッド部門の計2部門から構成されており、6名の方が受賞されました!

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<イノベーション部門>
■株式会社あつまるホールディングス 島田裕太 氏
■アルケリス株式会社 藤澤秀行 氏
■環境大善株式会社 窪之内誠 氏

<ソーシャルグッド部門>
■井上株式会社 井上大輔 氏
■株式会社ケルン 壷井豪 氏
■株式会社早和果樹園 秋竹俊伸 氏


受賞者によるプレゼンテーション
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6名による発表は本当に甲乙付け難く、
感情を揺さぶられる素晴らしいプレゼンテーションでした!



そして会場にお越しになったオーディエンスによる投票の結果、

今年のグランプリは....




イノベーション部門は環境大善の窪之内さん
https://kankyo-daizen.jp/

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ソーシャルグッド部門はケルンの壷井さん
https://kobe-koln.jp/

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となりました!



本当におめでとうございます


また受賞者によるプレゼンテーションが終わった後にはスープストックトーキョーの松尾さん、千房の中井さんをお招きして、トークセッションを実施しました。
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「先代に嫉妬したりはする。けど全く憧れてはいない。死ぬまでに時間があるし、どんな大逆転があるかわからないのに、あいつには叶わない...と言った瞬間、負けである」

「父と同じことをするつもりは全くないし、できるとも思っていない。後継者なら後継者である自分ができるアプローチで事業に向き合っていくことが重要」


カリスマ創業者から事業を承継してきたお二人だからこそでてくる重い言葉でした!




アワード終了後の懇親会では一般社団法人ベンチャー型事業承継の理事でもある株式会社大都のJackからの乾杯の挨拶にはじまり、大いに盛り上がりました。
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<Day2>

昨夜の興奮、冷めやらぬままはじまった2日目。

トップバッターはコテンラジオの深井さん。
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「ポスト資本主義では矛盾の内包が強みに」
「アトツギは矛盾の内包のエリートである」
「アトツギが持っている身体感覚を大事にしてほしい」
「これからの時代は企業価値ではなく、存在価値が問われる」

初っ端から雷に落ちたような感覚となる、AVSだからこその素晴らしい講演でした。


深井さん、講演を控えているにもかかわらず、無理言ってわざわざ大阪までお越しいただき本当にありがとうございました!



続いてのセッション①では、山崎さん、木村さん、長坂さんによる
永く続く「いい会社」について。
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木村さん、長坂さんが共に先代が「道徳」を大事にされてきたという話で盛り上がった本セッション。理念の深掘りや地域清掃といった本業に直結しない活動だけをする日を月2回設定した結果どうなったのかなど、ロングターミズムを実践する上でのリアルな声を聞くことができました。

また「効率的ではないけど、代々ずっと続いてることをやめずに続けてみたら、やっぱり意味があった」という言葉にはたくさんの方々が頷かれていました。



セッション②ではJackモデレートのもと、能作さん親子にご登壇いただきました。
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従業員7名から250名に成長を遂げている能作の強みを紐解きつつ、父から娘へのバトンをいかに渡していったのか、いま女性社長として子供を育てながらいかにして経営を回しているのか、そのファミリーヒストリーを聴くことができました。

先代である克治さんからの「事業承継の成功の秘訣は、事業承継できる会社にしたかどうか、跡を継ぐに値する会社にできたかどうか」という強いメッセージや、

娘の千春さんからの「父が幼少期のころからずっと仕事が楽しいと言っていた。それがずっと頭に残っていたので、自分の娘の前にはどれだけ多忙でも絶対に仕事がしんどいと言わないようにしている」という言葉には

会場にいたアトツギにとって大きな刺激になったのではないでしょうか。



セッション③では今までとは打って変わって、ディープテックが切り拓く未来というテーマで実施しました。
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ディープテックという一見、難しそうなテーマではありますが、最先端でリアルに壁にぶち当たりながらも事業を進めてらっしゃる御三方だからこそでてくる言葉にとても勇気をもらうことができました。

家業とか、地域とか、国境とか、そんなボーダーは取っ払って、あなた自身が本当にやりたいことをやるべき。そのために会いたい人がいたら地球の裏側でも今すぐ会いにいったほうがいい。

とても視座が上がるセッションとなりました。



最後、セッション④では弊社団顧問のレオスキャピタルワークスの藤野さん、倉敷の街をつくったと言っても過言ではない、大原家一族10代目の大原あかねさんをお招きして、地域の価値についてお話いただきました。
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「地方の方こそ他の地域のことをもっと勉強した方がいい」
「仕事がある、自然がある、歴史がある、文化がある、小さなコミュニティがある。この5つの要素が若者の幸福度につながっている。もっと歴史とか文化にアンテナを貼っていったほうがいい」
「土地には命がある。そこで仕事をしている私たちだからこそ聞ける土地の声は間違いなくあって、土地が喜ぶことをやれば絶対に勝てるはず」

経営者にとって日々の生き方を考え直す、素晴らしい機会となりました。



サブステージでもセッションがありました。
一つ目は、側島製罐の石川さんによる、「みんなで考える理想的な中小企業の組織づくり」。
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石川さんの組織づくりのチャレンジをシェアいただいた後、では自社はどうしたいか、ということを全員参加型で考えました。
どの組織づくりの方法がいいのか、などに唯一の正解はなく、答えは自分にしかない。常に考え続ける必要があると気付かされました。



サブステージ最後のセッションは、「棟梁と番頭が語る世界最古の企業「金剛組」の秘密」。金剛組から、番頭の阿部さん、棟梁の木内さんに来ていただきました。
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1400年以上の世界一の歴史を誇る金剛組が、どのように今日まで生き残ってきたのかが明らかにされました。後継者がやはり大事で、そこにはとても気をつけて選定を行ってきたと言われています。



また会場にはSHOWCASEやアトツギバーなど様々なコンテンツを用意しました。

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今回のAVSのコンセプトは「ロングターミズム」。
この言葉に込めた想いを少しでも感じていただけたら嬉しいです。

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そしてご参加いただいたアトツギや支援機関の皆様、ご登壇いただいた皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。


AVSは今後も継続して開催していきます。
また会いましょう!